言葉の選び方が、なぜ難しいのか。

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言葉で話すよりも、言葉を書いて伝えるのが難しい。

他の人に何を伝えるかによって、簡単な場合と難しい場合がある。

赤ちゃんが泣いていると、その泣き方で、ミルクが欲しいか眠いか、オシッコかが分かる。

言葉で欲しいものを発音する場合と、書いた言葉で気持ちを伝えるのでは大きな違いがあります。

直接会って、相手の顔を見て、表情を見て話をするのが一番確かです。

ところが、それを文字で表すと格段に難しいのです。

 

あなたは自分の好きな異性に気持ちを伝えようとする時に、メールだけで伝えることが出来ますか?

直接会えば、何も話をしなくても目の輝きや雰囲気だけで好意が伝わることでしょう。

メールや手紙だけでどれだけ「思いや感情が」伝わるでしょうか?

かなり、上手なライターでさえも、長々と書いても半分も伝わりません。

 

昔は、書き言葉で愛の告白をしたり、文通で気持ちを伝え合ったものです。

私の場合は、大変な時間と労力、強い思いが必要でした。

ここでは、「危ない」と言葉を書いては、伝わりにくい。

むしろ、「危ない」と声で伝える方が確実で、リアルに伝わるものです。

話し言葉は相手を好きか嫌いかで大きな違いがある。

突然ですが、あなたの中学の先生で好きな先生はおられましたか?

好きな先生の言葉は、受け入れやすく、嫌いな先生の言葉は分かりにくいと言います。

この場合も、好きな先生からの手紙の言葉は好意的に受け入れます。

嫌いな先生からの手紙は、チラッと見てポイッとゴミ箱に。なんてことに。

書いた言葉でも、見た印象が強く影響します。

もちろん、目的や内容によって違います。

言葉を使えることの素晴らしさを味わった女性の話

千円札に顔が出ている野口英世博士はノーベル賞受賞者で知られています。

その母シカさんの話です。アフリカで黄熱病の研究と治療に当たっていた息子とは長く会えませんでした。

シカさんは字が書けませんでしたが、息子に会いたい一心で字を覚えました。

字の練習は紙に書いたのではありません。囲炉裏の灰に書いて練習したそうです。

涙ぐましい練習の成果があって、字が書けるようになり息子に手紙を書きました。

字を覚え、手紙を書けたときの喜び、感動はどういうものだったでしょうか?

「言葉を書けた」という感動を想像できますか?

同じような人が字を覚えて、こんな言葉を書いています。

「ゆうやけをみても うつくしいとおもわなかったけど、じをおぼえて、ほんとうにうつくしいとおもうようになりました」

長い間、読み書きができずに気後れした苦労の末、獲得した書き言葉で、自分の気持ちを表せることの幸せが滲み出ています。

読み書きできることに感謝することがありますか?

ある国では識字率が15%です。つまり85%の人が字の読み書きができない国もあります。

字が読めないと、病院にも行けず、薬ももらえず、たいへんです。

世界にはまだたくさんの読み書きのできない人がいます。

その人たちの苦労を想像できますか?

私たちは自分でどの国に生まれるか、選ぶことはできません。

せっかく、得られた読み書きする宝、その能力を悪用する人もたくさんいます。

感謝ではなく、不満を伝えたり悪口を書いたりする人が文明国に多くいます。

では、気を引き締めて「言葉の良い使い方」を向上させていきましょう。

 

 

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